外壁塗装・屋根塗装は梅雨前に終わらせたほうがいい?理由を詳しく解説

埼玉 塗装

外壁塗装や屋根塗装のご依頼をいただく際、梅雨前に終わらせてほしいというご要望をいただくことが多くあります。
なぜ梅雨前に終わらせたほうがいいのかというと、ある理由があるからなのです。

もちろん梅雨の時期でも塗装工事をすることはできますが、その場合には注意点がいくつかあります。

本記事では、梅雨が始まる前に外壁塗装や屋根塗装を終わらせたほうがいい理由について解説します。
また、梅雨の時期に外壁塗装・屋根塗装をする場合の注意点も解説するので、本記事を参考にスムーズな塗装工事をおこなってください。

目次

外壁塗装・屋根塗装を梅雨前に終わらせたほうがいい理由

梅雨入り前 塗装 工期が早い

なぜ外壁塗装や屋根塗装を梅雨が始まる前に終わらせたほうがいいのかというと、以下のような理由があるからです。

雨漏りを未然に防ぐため

品質を保つため

工期が短くなるため

作業がしやすいため

それぞれ詳しく説明します。

雨漏りを未然に防ぐため

外壁塗装や屋根塗装の一番の目的は、外壁や屋根の防水機能を高めて家を保護することです。
梅雨が始まる前に塗装工事をすることで、雨漏りを未然に防ぐことができます。

もし梅雨の時期に塗装をしてしまうと雨の日が多いため、工事の途中で雨が降ってきたというケースも少なくありません。
塗装中に雨が降ってしまうと、施工後に塗膜の剥がれやひび割れなどの不具合が発生する可能性が高いのです。
塗膜が剥がれたりひび割れたりしてしまうと、そこから雨水が浸入してしまい雨漏りが発生してしまいます。
梅雨の前に塗装工事をすることで、このような施工不良をなくし雨漏りを未然に防ぐことにつながるのです。

また、塗装工事の工程は塗料を塗るだけではなく、ひび割れやコーキングの劣化などを補修する下地処理もおこないます。
下地処理についてはこちらの下地処理についてをご覧ください。

塗装面をきれいに整えて補強する下地処理も非常に重要で、10年後も安心して暮らすためには欠かせない作業になります。

品質を保つため

雨が降った状態で塗料を塗ってしまうと、以下のような不具合が生じてしまいます。

・雨で塗料が薄まる

・まだらな仕上がりになる

・塗料の性能を発揮できない

このような不具合が起こることで施工品質が低下してしまいますが、梅雨の前に済ませておくことで品質を保つことができます。

もし不具合が発生した場合は塗り直しをする必要があり、工期が延びてしまうのです。

また、塗料が薄まることで塗料の性能を十分に発揮させることができなくなり、塗膜が劣化しやすくなってしまいます。
このように雨の日に塗装をおこなうと、仕上がりに影響するだけではなく、耐久性にも影響が出てしまうのです。

工期が短くなるため

塗料を塗る工程は雨が降った状態でおこなうことができないため、雨が降った場合は工事自体を中止して延期になります。
梅雨の時期は天候が不安定で雨がよく降るため、その度に工事が中止になり工期が延びてしまうのです。

前述した通り、雨の日に塗料を塗ってしまうと塗料が雨で流されてしまったり、まだらな仕上がりになってしまったりと様々なトラブルが発生してしまいます。
塗装以外の工程であればできる作業もありますが、1週間も雨が続くということがあった場合、工事が全くできない期間が数日発生します。
そのため、梅雨の時期に塗装をおこなうと、通常の期間よりも1週間程度工期が延びてしまうことが多いのです。
工期が延びてしまうことで家に足場が設置されているという状態が長くなり、日当たりもよくありませんし、景観も損なわれてしまいます。

ただし、梅雨が始まる前に塗装工事を終わらせたい人が多いということは、梅雨の時期は塗装業者は比較的暇になるということです。
そのため、サービスやキャンペーンなど、良い条件で工事をしてくれるところもあります。
(当社の場合は、雨漏り修理や雨どい修理などのご依頼もあるため、あまり変わりませんが…)
業者によっては割引などがある場合もあるため、チェックしてみると良いでしょう。

作業がしやすいため

梅雨が始まる前の塗装工事には、作業がしやすいというメリットもあります。

雨の日に作業をする場合、足場が滑りやすくなってしまうため、職人が転倒する危険があります。
比較的天候のよい梅雨前におこなうことで、このような危険も少なく作業もしやすいのです。

また、夏場は暑いため熱中症に気を付けながら作業をしなければいけません。
そのため、集中力が欠けるなど作業がしにくくなる場合があります。

梅雨の時期でも塗装工事はできる

外壁塗装・屋根塗装は梅雨前に終わらせたほうがいい?理由を詳しく解説

梅雨の時期は外壁塗装や屋根塗装を避ける方が多いのですが、梅雨の時期は全く工事ができないわけではありません。
梅雨の時期でも塗装工事をすることは可能です。

塗料メーカーが出している基準には「気温5℃以上、湿度85%未満、晴れか曇り」の場合は塗装をすることが可能とされています。
そのため、この条件を満たしている場合は梅雨の時期であっても塗装工事をすることができます。

もし雨の日に塗装をしてしまうと、前述したように品質を保つことができず、施工不良にもつながってしまいます。
そのため、雨が降っている日は塗装をすることはできません。

ただし、雨の日でもできる作業もあります。
足場の設置や養生作業、高圧洗浄などの作業は、雨が降っていてもできる作業です。
そのため、タイミングが合えばこれらの工程を雨の日におこなうことができます。

梅雨の時期に外壁塗装をする際の注意点

外壁塗装・屋根塗装は梅雨前に終わらせたほうがいい?理由を詳しく解説

梅雨の時期を避けて塗装工事をする方は多いですが、予約の取りやすさからあえて梅雨の時期に塗装工事をする方もいるでしょう。

もし梅雨の時期に外壁塗装をする場合は、以下のポイントを押さえておきましょう。

・スケジュールに余裕を持つ

・雨の日の塗装は避けてもらう

スケジュールに余裕を持つ

前述した通り、雨の日には塗装をおこなうことができません。

そのため、雨が多い梅雨の時期は工事が中止になることが多く、予定通りに工事が進まないことがあります。

通常は2週間で済む予定だったのに3週間かかってしまった、ということも少なくありません。

梅雨の時期は工期が延びてしまうということをしっかりと把握して、スケジュールに余裕を持って塗装工事をおこないましょう。

雨の日の塗装は避けてもらう

通常は雨の日に塗装をおこなうことはありませんが、なかには雨の日でも塗装をおこなう悪徳業者も存在します。

雨の日に塗装をおこなうことで工期が短くなり、足場代や人件費の削減につながるからです。

雨が降ったことで工事が延期になった場合、お客様から追加料金をいただくことはありません。

そのため、なるべく早く工事を終わらせたいと考える業者がいるのです。

しかし雨の日の塗装は、仕上がりが悪くなったり施工不良が起こったりと様々なトラブルが発生するため、雨の日の塗装は避けてもらうようにしましょう。

工期を短くしたい場合は梅雨前の塗装がおすすめです

築年数10年以上、工期を早めたいなら、梅雨入り前がおススメです!

外壁塗装や屋根塗装は梅雨の時期でもおこなうことは可能です。

ただし、お住まいが築10年以上でまだメンテナンスをしていない場合や、工期を短くしたい場合は、梅雨が始まる前に塗装工事を終わらせたほうがいいでしょう。

もし梅雨の時期に塗装工事をおこなう場合は、スケジュールに余裕を持っておこない、雨の日の塗装は避けてもらうなど、注意点をしっかりと覚えておきましょう。

*K*

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