屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

「屋根が汚れてきたな」

「そろそろ10年くらい経つし、屋根も塗装しようかな?」

このように近々屋根塗装を考えている方はいらっしゃいませんか?

屋根塗装を行うときに気になるのが

「どんな塗料を選ぶか」

ではないでしょうか?

外壁塗装と同じように屋根塗装も塗料選びが大切です。

そして外壁と同じように塗料を選んでしまうと、屋根塗装の場合は思わぬ落とし穴にはまってしまうかもしれません。

そこで、これから屋根塗装を考えている方はご満足していただける「塗料選び」ができるように、屋根塗料を選ぶ重要なポイントを徹底解説いたします!

目次

屋根塗料はどんな種類がある?

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

外壁塗料と同様に屋根塗料もいろいろな種類があります。

塗料の種類の基本は同じです。

  • アクリル塗料:耐用年数5〜7年
  • ウレタン塗料:耐用年数7〜10年
  • シリコン塗料:耐用年数10〜15年
  • フッ素塗料:耐用年数15年〜

本記事では塗料の選び方を中心にお伝えいたしますので、各塗料の特徴などは割愛させていただきますが、下のページで塗料の特徴を解説しております。良ければこちらもご参考にしてください。

「外壁塗料の機能と種類、塗料の選び方」

さらに屋根塗料には遮熱性を備えた機能塗料もあります。

遮熱塗料は太陽光の近赤外線を効率よく反射して表面温度上昇を抑制する効果があります。

この効果により、室温が上がりにくくなり、エアコンにかかる負荷が軽減されて電気代の節約にも期待できます。

遮熱塗料についてはこちらの「暑い夏にぴったり!屋根塗装は遮熱塗料がおすすめ!」で詳しく解説しております。

選んでいただくのは上塗り塗料です!

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

屋根塗装の工程はこのようになっています。

  1. 高圧洗浄
  2. 下地処理
  3. 下塗り
  4. 中塗り
  5. 上塗り

塗装に入る工程が③〜⑤にある下塗り・中塗り・上塗りです。

下塗りでは中塗りや上塗りとは異なる塗料を使い、シーラーやプライマーなどの下塗り剤を塗ります。

下塗り剤は簡潔に説明すると、塗装を剥がれにくくして美しく仕上げるための塗料です。

下塗り剤は業者が選びますが、塗装の土台となるとても大事な塗料ですので、どんな目的で塗られているのかポイントを押さえておくことをおすすめします。

下塗りについてはこちらの「屋根塗装の下地処理と下塗りの重要性」で解説しております。

お施主様が選んでいただくのは、中塗りと上塗りで使う「上塗り剤」です。

塗料を選ぶ3つのステップ

さて、ここからが本題です。

希望どおりの塗料を選んでいただくためには、こちらの3つのステップをポイントにしてください。

  1. 予算を決める
  2. 耐用年数を決める
  3. 欲しい機能を決める

それでは各ステップについてご説明いたします。

① まずは予算を決める

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

まず、決めていただくのが「予算」です。

塗料の種類は数え切れないくらいあり、そんな中から塗料を選ぶわけですが、選択肢が多いと塗料を絞れません。

予算を決めずに塗料を選ぶとなると、膨大な種類の塗料をいちいち確認しなければならず、とても時間がかかります。

それに希望の塗料が見つかったとしても、予算オーバーなら選択肢から外さなければなりません。

先に予算を決めておけば、塗料探しにかかる時間を大幅に短縮できますので、まずはこちらから始めましょう!

② 次の塗り替え時期も考えて耐用年数を決める

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

次に決めていただくのが「耐用年数」です。

「屋根塗料はどんな種類がある?」の項にもあるとおり、塗料はどれも耐用年数が違います。

耐用年数は結果的に次の塗り替え時期となりますので、耐用年数が短ければ次の塗り替え時期が早まりますし、耐用年数が長ければ次の塗り替え時期にゆとりを持たせることができます。

戸建て住宅の寿命は30年ほどで、将来的に2〜3回塗装するのが一般的です。

コストパフォーマンスに優れる塗料というのは、この将来的に行うことになる塗装のことも踏まえて性能と価格のバランスが合っているということです。

いくら価格が安くても耐用年数が短いと塗装する回数が増えて、トータルコストが増える可能性があります。

③ 欲しい機能を決める

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

次に決めていただくのが「機能」です。

塗料に備わっている機能は「防藻性」「防カビ性」「低汚染性」「遮熱性」などがあります。

近年ではどの塗料にも基本的な機能が備わっていますが、「遮熱性」だけは特別です。

遮熱性をご希望している方は「遮熱塗料」を選ぶ必要があります。

遮熱塗料は建物の仕様や立地などで効果が変わってきます。

期待する効果を発揮してくれる条件なのか見極める必要がありますので、遮熱塗料をご希望している方は、必ず専門業者に点検してもらってから遮熱塗料のご採用をご判断ください

塗料メーカーは大手から選ぶのが無難です!

塗料の種類は数え切れないくらいありますが、その塗料を製造販売するメーカーもたくさんあります。

業務で使用する塗料はホームセンターなどのお店に置かれていないため、一般の方の塗料メーカーの認知度は低いかもしれません。

プロでも知らないメーカーがありますから、聞いたことがないメーカーは性能や効果などが不明瞭なため避けるのが無難です。

信頼性が高いのは大手塗料メーカーです。

関西ペイントやアステックペイント、SK化研、日本ペイント、水谷ペイントなどの大手塗料メーカーは、これまでの実績があり、ベストセラー品なら確かな性能が実証されています。

とくにはじめて外壁塗装をされる方は分からないことが多いと思いますので、大手塗料メーカーが販売する塗料をおすすめします。

外壁と一緒に塗装するなら屋根塗料はワンランク上を選びましょう!

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

屋根塗装は高所作業なので、足場を設置するのが必須です。

屋根塗装は足場の兼ね合いもあって外壁塗装とよく一緒に行われます。

同じタイミングで塗装していただくことで、足場の設置回数を減らし、トータルコストを節約できます。

足場代の節約についてはこちらの「外壁と屋根はセットでおトク」をご覧ください。

屋根塗料はどうやって選べばいい?塗料を選ぶ3つのステップ

もし外壁塗装と一緒に行われる際は、塗料選びが大事なポイントとなります。

屋根は外壁よりも劣化しやすい環境にありますので、塗料を選ぶときは外壁よりもワンランク上のグレードをお選びください

外壁塗料と同じ性能だと屋根のほうが先に劣化する可能性があり、次の塗り替え時期も合わなくなってしまいます。

次の塗装時期も合わせられるように、今後のことも考えて塗料をお選びください。

屋根塗料の選び方についてはこちらの「屋根塗料の選び方は外壁塗料と違う?外壁と同じように選んではいけない理由」もぜひご覧ください!

当社では塗料選びのご相談もお待ちしております。

無料診断も行っておりますので、これから屋根塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください!

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