FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

ベランダやバルコニー、屋上などは雨ざらしになっておりますので、水が染み込まない防水がされています。

これらの場所に施工されている防水は様々な工法がありますが、本日は戸建て住宅に多く採用されるFRP防水のメンテナンスについて解説いたします。

FRP防水は「繊維強化プラスチック」のことでして、下地の上にポリエステル樹脂とガラスマットを組み合わせた防水層を設け、さらにトップコートを施して保護層を設けた3層構造を持つ防水工法です。

FRP防水はこちらのメリット・デメリットがあります。

【メリット】【デメリット】
・仕上がりが美しい
・衝撃に強く摩耗性に優れる
・複雑な形状でも施工が可能
・軽量で負担が少ない
・メンテナンスがしやすい
・工期が短い
・ひび割れやすい
・施工範囲が広いところは不向き

FRP防水はこのようなメリット・デメリットがあります。

塗膜防水ですので、継ぎ目がなくシームレスな構造になっており水密性に優れていますが、それでも年数が経過すれば劣化してくるため、その都度メンテナスが必要です。

それではFRP防水はいつメンテナスをすればいいか、どんなメンテナンスをすればいいか、が気になってくるかと思います。

本記事ではFRP防水のメンテナンスについて詳しくお伝えしていきますので、ぜひ最後までご覧になってください!

目次

【FRP防水の劣化症状とメンテナンス時期】

FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

防水を施しているところは、劣化が進んでしまうと雨漏りを起こすリスクが高くなります。

雨漏りは建物に大きな被害を与えてしまうため、できることなら雨漏りは絶対に防ぎたいもの。

そこで重要となってくるのがメンテナンス時期です。

メンテナンスするタイミングが遅くなってしまえば、その分だけダメージが蓄積し、工事規模も大きくなってしまう可能性があります。

FRP防水のメンテナンスはこちらの2つが目安となります。

  • 劣化症状
  • 年数の経過

それでは「劣化症状」と「年数の経過」について詳しくご説明していきます。

防水工事の重要性についてはこちらの「防水が古いままだと雨漏りの原因に?ベランダ・バルコニー・屋上の防水工事はしていますか?」をご覧ください。

【FRP防水の劣化症状】

劣化症状は防水性能が低下しているため、絶対に見逃したくないサインです。

FRP防水はある程度年数が経過するとこれらの劣化症状が現れますので、見逃さないように普段から状態を見ておきましょうね!

  • 塗膜のひび割れ
  • 塗膜の膨れ
  • 塗膜の剥がれ
  • 汚れの付着
  • 色褪せ
  • 苔の発生

とくに注意しなければいけないのが、トップコートが剥がれて防水層が露出している状態です。

防水層まで傷んでしまっていると一から防水層を作り直さなければいけなくなり工事費も掛かってしまいます。

理想はトップコートの劣化で止めることが大事です。

【FRP防水のメンテナンスを考える年数】

劣化症状と一緒に確認したいのが年数の経過です。

劣化症状はある程度年数が経過することで現れてくるため、どれくらい年数が経過したかでメンテナンスが必要か判断できます。

FRP防水は、トップコートが5年程度、防水層は12年程度が目安です。

ただし、環境によって劣化の進行具合が変わってくるため、劣化症状も見ながらメンテナンス時期を判断していくことが大事です。

目安となる年数よりも先に劣化症状が現れてくることがありますので、タイミングを逃してしまわないように気になる症状が出ていましたらそのままにするのではなく、専門業者にメンテナンスが必要か状態を見てもらうことをお勧めします。

さいたま塗装本舗は無料で建物診断を実施しておりますので、防水のメンテナンスのことで気になることがございましたらお気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

【FRP防水のメンテナンス方法と費用相場】

メンテナンス時期をお伝えした後は、次にメンテナンス方法と費用相場をご紹介します。

費用相場は業者選びにも役立ちますので、ぜひポイントを押さえておきましょう!

【トップコート再塗装】

FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

前述しましたが、FRP防水は「下地→防水層→トップコート」の3層構造です。

通常、防水層に問題がなければ、FRP防水はトップコートの塗り替えのみで大丈夫です。

トップコートの再塗装は5年サイクルが目安でして、費用相場は4〜7万円ほどです。

【防水層から新しく作り直す】

FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

防水層が傷んでいる場合または防水槽の耐用年数を超えた場合は、一から防水層を作り直す必要があります。

この時は同じFRP防水以外にもウレタン防水などの他の工法で施工することも可能です。

FRP防水の耐用年数は12年程度ですから、このくらいの時期から防水層をやり直すことをご検討ください。

防水の状態によってはトップコートの再塗装で済む場合もありますので、専門業者に状態を見てもらうことをお勧めします。

FRP防水をやり直す場合は、9〜13万円が費用相場となります。

【防水工事ならさいたま塗装本舗にお任せください!】

FRP防水のメンテナンス方法と工事を考えていただく時期

ここまでFRP防水のメンテナンスについて解説してきました。

メンテナスを考えていただく時期は、

  • トップコートは5年サイクル
  • 防水層は12年程度でメンテナンス
  • 塗膜の亀裂、色褪せなどの劣化症状が見られる場合

などが目安となってきます。

防水の劣化は、最悪は雨漏りへと発展してしまう恐れがありますので、被害が出てしまわないように定期的に点検・メンテナスを実施ください。

ベランダ防水についてはこちらの「ベランダのひび割れはメンテナンスのサイン!原因とメンテナンス方法を解説」でも解説しております。良ければこちらもご参考にしてください!

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