破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

屋根の側面にある板のことをなんて呼ぶかご存知ですか?

ここにある部材は「破風板」といいます。

破風板は外壁塗装工事の中で付帯部に含まれる部材です。

雨や風にさらされる破風板は傷みやすく、定期的に塗装が必要です。

塗装をせずに放っておいてしまうと壊れてしまうことがありますので、状態にはご注意ください。

本記事では、破風板について解説したいと思います!

目次

【破風板とは?】

破風板とは、妻側(屋根が三角形に見える方角)にある板部材のことでして、軒先側は鼻隠しと呼びます。

破風板と鼻隠しは同素材なため、どちらも破風板と統一して呼ぶこともあります。

少し分かりづらいかと思いますので、上の写真をご覧ください。

鼻隠しのところは軒樋があるのが特徴です。

それでは破風板にはどんな役割があるのかというと、こちらをご覧ください。

  • 風雨を防ぐため
  • 延焼防止
  • 軒樋の下地
  • 建物の装飾

もともと屋根は雨や風にさらされやすいところです。

破風板は雨や風が建物内部に侵入するのを防ぎ、吹き上がる風を分散する役割があり、建物の耐久性を保つ重要な役割を担います。

また、延焼を防ぐ役割もあり、防火地域や準防火地域、22条地域の場合は、建築基準法で不燃材を用いるように義務付けされています。

【破風板の素材】

破風板は様々な素材が使われています。

  • 木材
  • ケイカル板
  • 窯業板
  • モルタル

上記の各素材についてご説明いたします。

【木材】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

木材は昔から建物によく使われる素材です。

破風板には松材が用いられることが多く、水が染み込まないように塗装する必要があります

既製品ではありませんので、既存に合わせて加工しなければなりませんが、どのような条件でも適応できる柔軟性があります。

【ケイカル板】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

ケイカル板はケイ酸カルシウムを原料とする建築資材です。

軒天井にも用いられ、不燃材のため延焼を防ぎます。

腐食こそしませんが、撥水する素材ではありませんので、定期的に塗装が必要です。

【窯業板】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

セメントと繊維質を混合させてボード状に成形したのが窯業板(セメント板と呼ぶこともあります)です。

窯業系の素材は外壁材のサイディングが有名です。

強度が高くて延焼を防ぐ不燃性の建築資材です。

【モルタル】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

セメントと砂、水を練り合わせて作る塗り材です。

モルタルは外壁材によく用いられ、破風板と一体化させる仕上げ方があります。

モルタルは塗装で保護されているため、定期的に塗り替えが必要です。

モルタル仕上げの破風板は、外壁と同じ模様が付けられています。

模様が壊れてしまうと再度模様を付け直さなければなりませんので、劣化が進む前に塗装を行いください。

劣化症状や外壁塗装のタイミングについてはこちらの「塗膜が劣化する過程について。外壁塗装のベストタイミングはこんな症状!」をご覧ください。

【破風板のこんな劣化症状に注意】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

破風板で注意しなければならない劣化症状はこちらです。

  • 塗膜の劣化
  • 腐食
  • 破損

塗り替えのタイミングは色褪せやチョーキングが発生してくるころです。

塗膜の劣化過程は「褪色→チョーキング→クラック→剥離」で進みます。

破風板は手に触れられるところにある部材ではありませんので、チョーキングが発生しているか分かりません。

ですから、色褪せが目立ってきたら塗り替えが必要か塗装業者に見てもらうことをおすすめします。

注意しなければならないのが、塗膜が剥がれてしまうことです。

塗膜が剥がれると水が染み込んで腐食や破損を起こします。

破風板が脆くなり、強度が保たれなくなると軒樋が落ちてしまうこともありますのでご注意ください。

破風板が腐食すると交換が必要になるため、腐食が起きないように塗装で保護してください。

劣化症状についてはこちらの「塗装時期のサインを見逃さない!外壁塗装に発生する劣化症状」もご参考にしてください。

【破風板のメンテナンスは外壁塗装とご一緒に!】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

もし破風板に不具合が起きた場合、高所作業となるため足場を設置する必要があります。

破風板のみを修理するために足場を設置するのは割高です。

足場代は15〜25万円ほどと高額ですから、修理が必要な場合は外壁塗装などの他の高所作業を伴う工事もご一緒に行うことをおすすめします。

足場代の節約についてはこちらの「外壁と屋根はセットでおトク」をご覧ください。

【お住まいのメンテナンスならさいたま塗装本舗におまかせください!】

破風板とはどんな部材?役割と素材の種類、劣化症状などを解説

建物のメンテナンスは、外壁や屋根だけを行なっていればいいというものではありません。

破風板などの他の部材(付帯部)も一緒にメンテナンスを行なっていないと建物の老朽化を早める原因となります。

建物が老朽するのを防ぐには、定期的に建物の状態を見て適切なタイミングでメンテナンスすることが大切です。

破風板は高いところにある部材なので、劣化を見逃してしまうことがよくあります。

このようなことがないように10年ほど経ちましたら専門業者に依頼して建物の状態を細かく診断してもらってください。

さいたま塗装本舗は無料で建物診断を実施しておりますので、建物の状態が気になっている方は、ぜひお声がけください。

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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