屋根塗料の選び方は外壁塗料と違う？外壁と同じように選んではいけない理由
塗装工事は足場代の節約のこともあり、屋根と外壁を一緒に行われることがよくあります。
このときに気をつけていただきたいのが塗料選びです。
屋根は傷みやすい環境にありますから、もし外壁と同じグレードの塗料を選んでしまうと屋根のほうが先に劣化してしまう可能性があります。
屋根塗料は外壁よりもワンランク上のグレードを選ぶのがポイントです！
本記事では、屋根塗料の選び方は外壁塗料と違う理由を詳しく解説いたします。
屋根塗料の種類はほぼ外壁と同じ！
| 塗料の種類 | 耐用年数 |
| アクリル塗料 | 5〜7年 |
| ウレタン塗料 | 7〜10年 |
| シリコン塗料 | 10〜15年 |
| フッ素塗料 | 15年〜 |
屋根塗料も上記の表の通り、外壁塗料とほぼ同じ種類のものが揃っています。
ただし、屋根塗料は必ず屋根専用のものを使うのがポイントです！
太陽光や風雨にさらされるため、アクリル塗料のような耐久性の低いものは、まず屋根に使用することはありません。
十数年前はウレタン塗料が主流でしたが、現在ではシリコン塗料やフッ素塗料が多く採用されるようになりました。
とくにフッ素塗料は紫外線に対して高い耐久性を発揮しますので、塗装を長持ちさせたい方はフッ素塗料がおすすめです！
外壁塗料についてはこちらの「外壁塗料の機能と種類、塗料の選び方」をご覧ください。
屋根には遮熱塗料のような機能性塗料もあります！
屋根には遮熱塗料といった特殊な機能を持つ塗料もあります。
遮熱塗料は太陽光を反射して熱の吸収を抑制する効果があります。
屋根表面温度の上昇を抑えられ、このような効果が期待できます。
- 室温改善
- エアコン負荷が軽減され、電気代を節約できる
- 熱劣化を抑えれる
遮熱塗料は外壁にも使えますが、太陽の影響を強く受ける屋根ほど大きな効果が期待できます！
遮熱塗料についてはこちらの「暑い夏にぴったり！屋根塗装は遮熱塗料がおすすめ！」で詳しくご紹介しております。
屋根塗料は外壁と同じように選んではいけない理由
塗装は足場代の節約も考慮し、屋根と外壁を一緒に行われることが多くあります。
この時に注意していただきたいのが、塗料選びです。
同じ塗料とはいえども、外壁と同じような基準で屋根塗料を選んでしまわないようにご注意ください。
それでは、どうして外壁と同じように屋根塗料を選んではいけないか、その理由をご説明いたします。
屋根は傷みやすい過酷な環境にさらされている
屋根はなにも遮るものがなく、毎日のように太陽光の紫外線や雨、風、飛来物など過酷な環境にさらされています。
つまり、屋根は他のところよりも劣化するスピードが速いということ。
劣化しやすさのことも考えてそれに見合う塗料を選ばないと、屋根のほうが先に劣化してしまいます。
屋根のほうが先に劣化すると次の塗り替え時期がずれてしまう
塗装は屋根と外壁を一緒に行われることが多くあります。
塗装はずっと耐久するものではなく、次第に摩耗して塗り替えが必要になります。
それでは、もし屋根のほうが先に劣化してしまったらどうでしょうか？
せっかく同じタイミングで塗装したはずなのに、先に屋根を塗装しなければいけなくなってしまいますよね？
劣化する速さを考えて塗料を選ばないと、屋根のほうが先に劣化して次の塗り替え時期がずれてしまいます。
屋根と外壁を一緒に塗装することで足場代を節約できますので、なるべく次の塗装もタイミングを合わせておくのが理想です。
十数年後も同じタイミングで塗装できるように、屋根塗料は外壁が劣化するタイミングに合う塗料を選日ましょう。
屋根の劣化が激しいと、次は塗装で対応できなくなる
屋根が劣化しても外壁を塗装する時期まで待つ
このように考える方もいらっしゃるかもしれませんが、外壁の塗装時期を待つ間も屋根はどんどん劣化していきます。
屋根はとくに傷みやすい環境にさらされており、放っておく期間が長いほど被害を広げてしまいます。
ようやく外壁を塗装する時期になったときには、屋根の劣化が激しくて塗装では対応できない……なんてことも考えられます。
塗装で対応できないほど劣化が進んでいると、葺き替えやカバー工事など塗装よりも負担の大きい工事をしなければいけなくなってしまいます。
無理に塗装時期を延ばそうとすると、かえって被害を拡大させてしまう可能性がありますので、このような場合は外壁塗装も含めて塗装を考えていただくことをおすすめします。
塗料の選び方についてはこちらのページでもご紹介しておりますので、良ければご参考にしてください。
屋根塗料は外壁よりもワンランク上のグレードを選びましょう！
いかがでしたか？
屋根は外壁よりも傷みやすい環境にさらされているため、塗料を選ぶときは外壁よりもワンランク上のグレードをお選びください。
塗装は一度の工事だけでなく、長期的なスケジュールでトータルコストを考えて計画するのがポイントです。
当社はお客様の将来のことも考えてメンテナンススケジュールをご計画させていただきますので、これからお住まいのメンテナンスをお考えでしたらお気軽にご相談ください。
建物診断や見積もりは無料で行っております。
詳しくはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。
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