瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

築年数が経過した住宅に多く見られる瓦棒屋根やトタン屋根は、定期的な塗装メンテナンスが欠かせません。

瓦棒屋根・トタン屋根は金属製ですので、塗装を放っておくと錆びてしまいます。
そのため適切なタイミングで塗装することが、屋根の寿命を延ばすことにつながります。

本記事では、瓦棒屋根・トタン屋根の特徴から塗装の重要なポイント、劣化症状の見分け方まで、プロの視点からわかりやすくご説明します。

屋根のメンテナンスをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

目次

瓦棒屋根・トタン屋根とは?

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

瓦棒屋根とは、心木と呼ばれる木材の上に金属板を被せ、縦方向に葺いた屋根のことです。
屋根に凸状の棒(瓦棒)が並んでいる特徴があり、緩やかな勾配の屋根に多く採用されてきました。
現在では少なくなりましたが、一戸建て住宅や工場・倉庫などで広く普及した屋根です。

一方、トタン屋根とは、亜鉛メッキ鋼板(通称:トタン)を使用した屋根の総称です。
トタン屋根は瓦棒屋根のことも指しています。

瓦棒屋根・トタン屋根のメンテナンス方法

瓦棒屋根・トタン屋根の主なメンテナンス方法「塗装(再塗装)」と「葺き替え・カバー工法」の2つです。
各メンテナンス方法をご説明します。

塗装(再塗装)

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

屋根表面が摩耗したタイミングで行う最も一般的なメンテナンスです。
既存の屋根材が健全な状態であれば、塗装によって防水性・防錆性を回復させることができます。
費用が比較的安く、工期も短いのがメリットです。

葺き替え・カバー工法

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

劣化が著しく進行している場合は、新しい屋根材への葺き替えや、既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる「カバー工法」が選択肢となります。

初期費用はかかりますが、長期的な耐久性の向上が期待できます。
カバー工法は既存屋根を残す形となりますので、葺き替えよりもコストを抑えることができます。

一般的に、塗装メンテナンスの目安は7〜10年ごとです。
築20年を超えると内部にあるルーフィング(防水シート)の寿命を考えなければなりませんので、この辺りから屋根を新調するリフォームをご検討していただくことになります。

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装はケレンと錆止めが大事!

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装において、重要な工程が「ケレン」と「錆止め塗装」です。
金属は経年劣化で錆びてくるため、荒れた下地を整えるためにケレンを行う必要があります。
また、錆が広がるのを防ぐことも大事なため、下塗りに錆止めを塗っています。

ケレンとは?

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

ケレンとは、屋根表面の錆・旧塗膜(剥離・粉化)・汚れなどを研磨して除去する下地処理のことです。
この作業を丁寧に行うことで、新しい塗料が屋根材にしっかりと密着します。

下地処理の重要性は屋根塗装も同じです。
下地が荒れた状態で塗装すると剥がれやすくなります。

錆止め塗装の役割

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

金属屋根は、水分や酸素に触れると錆が進行しやすいため、錆止め塗料を塗って錆の発生を防ぎます
すでに錆びているのを改善することはできませんが、それ以上被害が広がるのを防止します。
錆止め塗料にはプライマーとしての役割もあり、塗料を剥がれにくくする効果があります。

瓦棒屋根・トタン屋根の劣化症状

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

金属屋根は錆びる前にメンテナンスすることが大切です。
屋根の耐久性が低下するだけでなく、雨漏りにつながるリスクもあります。
問題を早期に発見し、早めに対処することが、メンテナンスコストの低減につながります。

色褪せ・チョーキング

塗膜が劣化し、表面を触ると白い粉(チョーキング)が付着する状態。
防水性が低下しているサインです。
劣化症状は初期の段階ですので、この辺りを目安に塗装をご計画ください

塗膜の浮き・剥がれ

塗膜が劣化して屋根から剥離し、めくれ上がっている状態。
そのまま放置するとさらに症状を進め、屋根が錆びてきます。
屋根素地に直接ダメージを負っている状態なため、早めに塗装をおすすめします。

錆の発生

表面に赤褐色の錆が出ている状態です。
軽度の場合は塗装で対処できますが、錆がひどくなるほど塗装の耐久性が低下する恐れがあります。
また、錆びて穴があくことで雨漏りにつながることがあります。

雨漏り

屋根の劣化が激しく、内部に水が浸入している状態です。
建物内部にある柱や梁などの大事な構造体を濡らし、強度を著しく低下させます。

建物への被害だけでなく、お部屋にまで水が流れてくると、普段の生活に支障をきたし、ストレスを抱えてしまいます。

雨漏り修理の他にも汚損した内装の修繕や家具・家電の交換などの費用も負担しなければいけない可能性があります。

棟板金の浮き・釘の緩み

屋根の最頂部を棟と呼んでいます。
棟にある板金を棟板金と呼んでおり、風の影響で飛ばされてしまう被害が起きています。

もし、棟板金が浮いていたり、釘が緩んでいたりすると、風に飛ばされるリスクがあります。
特に台風シーズンは棟板金の被害が多く発生しているため、しばらくメンテナンスされていない方は、一度専門業者に状態を見てもらいましょう。

劣化が激しい場合は葺き替えをおすすめします!|屋根メンテナンスのことでお悩みの方は当店が実施している無料診断をご利用ください!

瓦棒屋根・トタン屋根の塗装|メンテナンスのポイントを解説

塗装は屋根を守るための有効な手段ですが、劣化が一定以上進行している場合は葺き替え工事を強くおすすめします。

特に以下のような状態の屋根は、塗装だけでは根本的な解決にならない可能性があります。

  • 錆が屋根全体に広がり、穴があいている
  • 下地や心木が腐食している
  • ルーフィングの防水性能が低下している
  • 雨漏りが発生している

このような状態で塗装だけを行うと、見た目は改善されても数年以内に再び症状が出てしまい、結果的に費用がかさんでしまう可能性があります。

長期的な視点でコストを考えると、葺き替えやカバー工法の方が経済的な負担が少ないケースもあります。

また、瓦棒屋根やトタン屋根は緩勾配(緩やかな傾斜)の屋根に多く採用されているため、葺き替えを行う際は立平葺き(たてひらぶき)にするのが一般的です。

立平葺きは、継ぎ目が少なく雨水が浸入しにくい構造で、緩勾配の屋根に適した工法として広く採用されています。

現在ではガルバリウム鋼板が主流なため、耐久性・防水性・メンテナンス性ともに優れており、葺き替え後のメンテナンス負担を軽減できます。

さいたま塗装本舗では屋根の現状を正確に診断した上で、お客様のご予算や状況に合わせた最適なご提案を行っております。

建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、「塗装か葺き替えか迷っている」という方は、ぜひ当店にお気軽にご相談ください。

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