屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

屋根塗装も外壁塗装と同じように「下地処理→下塗り→中塗り→上塗り」の工程で行います。

しかし、屋根塗装でもスレートの塗装では、この工程の中に「縁切り」という工程も行わなければいけません。

「縁切り」という言葉は、あまり聞いたことがありませんよね?

ですが、これからスレートの塗装を考えている方は、必ず「縁切り」のことも押さえておく必要があります。

それくらいに「縁切り」は重要な工程となっておりますので、こちらの記事でご紹介するポイントをぜひ押さえてくださいね!

目次

【「縁切り」はスレートを塗装するときに必要】

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

屋根は定期的に塗装が必要ですが、すべての屋根ではありません。

塗装が必要な屋根はこちらの屋根材です。

  • スレートなどのセメント系屋根
  • 金属屋根

この中でスレートを塗装する場合、今回お伝えする「縁切り」を行わなければなりません

それでは、まずは「縁切り」とはどんな工程かご説明いたします。

屋根塗装の必要性についてはこちらの「屋根塗装はするべき?塗装の必要性と傷んだままにしておくリスク」をご覧ください。

【縁切りなしで塗装するとどうなる?】

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

「縁切り」はスレートの塗装に行う必要があります。

屋根材は軒から棟に向かって一枚ずつ重ねて葺いてあります。

屋根材が重なりあっているところは、完全に密閉されているわけではありません。

屋根材は両端に釘を打って固定してあるだけで、それ以外はただ重ねているだけですから、重なっているところは隙間があります。

この隙間はとても重要な役割を担っており、屋根材の下に流れた雨水を外側に排水します。

完全に密閉されていないからこそ、雨水が溜まらず、通気もとれるのです。

しかし、塗装をすると塗膜が隙間を塞いでしまい、排水や通気がうまく機能しなくなります

長期間、水気に触れる状態になるため、防水の要であるルーフィングも劣化が早まり、いずれ雨漏りを起こすようになるでしょう。

つまり「縁切り」は屋根塗装を行う上で、雨漏りを防ぐとても重要な工程ということです。

【スレートの塗装工程にある「縁切り」とはどんなことをする?】

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

それでは「縁切り」とはどんなことをするのかご説明いたします。

縁切りは2つの方法があります。

  • カッターや皮すきで塗膜に切込みを入れる方法
  • タスペーサーを設置する方法

前者は、従来から行われている方法で、カッターなどの道具を使って、手作業で塗膜に切り込みを入れていきます。

後者のタスペーサーは、縁切りをするための専用部材です。

タスペーサーの使い方は、スレートの重なりにタスペーサーを差し込んで隙間を確保します。

タスペーサーを差し込むことで、その厚さの分だけスレートが持ち上がり、塗膜の密閉を防ぐ仕組みです。

タスペーサーは施工が容易で、精度も安定していますから、現在では一般的な方法となっています。

タスペーサーについてはこちらの「スレート屋根の塗装で使うタスペーサーとはどんな部材?」をご覧ください。

【本当に縁切りがされている?スレート塗装の注意点】

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

「縁切り」は雨漏りを防ぐための重要な工程であることをお伝えしました。

ここで気をつけなければならないのが、本当に縁切りがされているか、ということです。

屋根塗装は屋根の上で行われる工事ですから、お施主様側からはどんなことをしているのか実際に見ることができません

ですから、縁切りを省くような手抜き工事をする悪徳業者にはとくに注意が必要なのです。

ここではスレート塗装を行う上で気をつけておきたい注意点をお伝えいたします。

「縁切り」が記載されているか見積もりを確認】

まず確認しておきたいのが「見積もり」です。

見積もりは工事内容が記載されている重要な書類。

見積もり依頼したら、必ず「縁切り」のことが見積もりに記載されているか確認しましょう。

もちろん記載されていることを確認するだけでなく、業者から縁切りや工事について詳しく説明をもらうことも大事です。

見積もりの内訳は、できるだけ具体的に記載されていることが重要です。

曖昧な見積もりを渡す業者は、トラブルを起こしやすいので注意しましょう。

【各工程の施工写真を撮ってもらうこと】

見積もりの確認以外に、工事の時は施工写真を撮ってもらうことも大事です。

これは縁切りがちゃんとされているか確かめることだけでなく、下地処理や下塗りなど適切な工程で塗装がされているか確認するためにも重要です。

塗装は下地に密着することで長く定着しますから、下地処理や下塗りが疎かになってしまってはいけません。

塗装が仕上がるとこれらの工程は隠れてしまいます。

さらに屋根は目視できる場所ではありませんので、お施主様ご自身でも確認できるように、各工程の施工写真を残してもらいましょう。

スレートの塗装についてはこちらの「スレート屋根の塗装で絶対に押さえておきたい重要なポイント!」もご参考にしてください。

【スレートを塗装する時は「縁切り」がされているか確認!】

屋根塗装の工程にある「縁切り」とはどんな工程?

いかがでしたか?

スレートを塗装する時は「縁切り」が必要です。

「縁切り」とは、スレートの重なりに隙間を設けて、塗膜による密閉を防ぐ工程のことです。

もし、縁切りが適切に行われていなければ、そう期間も経たずに雨漏りを起こしてしまうかもしれません。

それくらいに「縁切り」は重要な工程となっておりますので、これからスレート塗装を考えている方は、「縁切り」がちゃんとされているか細かく確認しましょう。

さいたま塗装本舗は無料で建物診断を実施しております。

これから屋根塗装をお考えのお方は診断いたしますので、お気軽にご相談ください。

無料診断はこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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