屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根のメンテナンス工事は、屋根塗装や葺き替え、カバー工事だけではありません。

屋根の雨仕舞に重要な屋根板金も定期的にメンテナンスが必要ですから、傷んだままにしておかないようにしましょう。

本日は屋根板金のメンテナンスについてお伝えしていきます!

目次

突然訪問してきて屋根板金を指摘された!

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!突然訪問してきて屋根板金を指摘された!

よく訪問業者に指摘されるのが屋根板金です。屋根は遮るものがなにもありませんから、不具合も起こしやすいところ。屋根板金も例外ではありません。

しかし、突然訪問してきた業者に不具合を指摘されてもをそのまま鵜呑みにしてしまわないこと!そもそも屋根は高い場所にあり、下からではどうなっているかよく見えません。

棟板金が外れていたり、破損した部材が下に落ちていたりなどはっきりとわかる症状ではないかぎり、下から屋根の不具合を判断するのは難しいです。

もし、訪問業者から指摘を受けた場合は、焦らずに他の業者にも依頼して点検してもらいましょう。業者の中には嘘を言ったり、不安を煽ったりして、工事契約をさせようとする悪徳業者もいます。騙されないように、指摘を受けても冷静に対応しましょう。

屋根の劣化症状についてはこちらの「屋根の劣化症状と状態に応じた修理方法」をご覧ください。

屋根板金の種類

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根板金は「棟板金」「水切り板金」「谷板金」があります。

屋根材の継ぎ目や外壁と接するところなどの隙間を塞いだり、屋根から流れてくる雨水が内部に流れてこないようにする雨仕舞の役割があります。

それでは各屋根板金についてご説明していきます。

棟板金

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

棟板金は屋根の棟木の位置に取り付けられている板金のことです。ここは屋根面が接するところで、継ぎ目から水が入ってしまうため、水の侵入を防ぐために棟板金が被せられています。

水切り板金

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

水切り板金は「ケラバ水切り」と「軒先水切り」「雨押え」の3つの部材があります。

ケラバとは切妻屋根の三角形にあたるところを指します。軒先は軒樋が取り付けられている水平に延びる屋根側面を指します。

ケラバ水切りと軒先水切りは、屋根から流れてくる雨水が内部に侵入してこないように防いでいます。

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

雨押えは屋根と外壁が接するところに取り付けられている水切り板金です。屋根と外壁の継ぎ目を塞ぎ、外壁から伝ってくる雨水の侵入を防ぎます。

谷板金

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

谷板金は屋根の谷にあたるところに取り付けられる屋根板金です。谷とは傾斜が低くなるところで屋根面が接している場所を指します。

ちょうどV字形状になっていて、ここに雨が溜まりやすい特徴があります。雨漏りも起きやすいため、状態には注意が必要です。

屋根板金の劣化症状と修理方法

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根板金の修理は状態に応じて適切な修理が必要です。

ここでは劣化症状に合わせて修理方法をお伝えします。

釘が抜けていたら再打ち込みとシール処理

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

棟板金は貫板(最近では樹脂材などもあります)という下地材に釘を効かせて固定しています。屋根は太陽からの熱の影響も受けやすいため、収縮・膨張を繰り返し、釘が抜けることが起こります。

釘が抜けるまたは抜けかけていると、板金と釘のところに隙間ができ、雨水が内部に入りやすくなります。長期間雨水が入り続けると下地が腐食してしまうため、なるべく放置しないことが大切です。

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

修理方法は、釘を再打ち込みして棟板金を固定し、シーリングで隙間を塞ぎます。棟板金は2、3本継いで取り付けてありますので、ここの継ぎ目のシーリングも定期的に新しくしましょう。

コーキング工事についてはこちらの「外壁塗装の時はコーキングのことも忘れずに!」をご覧ください。

棟板金の歪みや外れは交換工事

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根板金の中でも被害が起こりやすいのが棟板金です。ここは風にあおられやすく棟板金が飛ばされてしまうことも起きています。

棟板金が歪んでいたり、外れていたりする場合は、交換工事が必要です。

再利用すれば材料費がかからず、工事費を安く抑えられるかもしれませんが、経年劣化した棟板金は釘穴が広がっており、後々不具合を起こす可能性があります。

棟板金が歪んでいたり、外れていたりしていましたら、交換工事をおすすめします。

下地が腐食していたら交換工事

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

棟板金の下地が腐食している場合は、既存棟板金を外す必要があり、外す時に棟板金が歪んだり、傷つけたりしますので、再利用ではなく下地と一緒に棟板金も交換することになります。

一般的な下地材は貫板という木材を使っていますが、腐食しにくい防腐処理をした貫板や腐食しない樹脂材などがあります。

もともと屋根はダメージを蓄積しやすく、雨水も入りやすいですから、このタイミングで腐食しない樹脂材に交換するのがおすすめです。

屋根板金工事についてはこちらの「屋根の剥がれ、割れなど 屋根鈑金工事とは?」もご覧ください。

板金のサビを防ぐ塗装工事

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根板金は金属製なので、サビには注意しなければなりません。昔から使用されているトタン(亜鉛メッキ鋼板)は、メッキが摩耗するとサビが発生します。サビは鉄を朽ちさせて穴を開けてしまいます。

サビの発生を防ぐには定期的に塗装が必要です。塗装のタイミングは、屋根塗装と一緒がおすすめです。

屋根塗装についてはこちらの「屋根の劣化症状はメンテナンスのサイン!塗装のタイミングと屋根点検のすすめ」をご覧ください。

現在主流のガルバリウム鋼板は錆びにくく、耐久性に優れていますので、もしトタンの屋根板金でしたらガルバリウム鋼板に交換するのもおすすめです。

定期的な屋根点検が大切なお住まいを守ります!

屋根板金の種類と劣化症状別修理方法を解説!

屋根は風や雨、太陽光などにさらされ、ダメージを負いやすい場所です。傷んだままにしておくと雨漏りのリスクもあります。

大切なことは定期的に屋根の状態を確認することです。しかし、屋根は高い場所にあるため、目視では中々確認ができません。目に入らない場所ということもあって、傷んでいてもそのまま放っておいてしまうことが多いのです。

いち早く問題を見つけるためには、定期的に屋根点検をすることがおすすめです。

当社は無料で建物診断を行っております。診断後は屋根の状態や必要な工事について丁寧にご説明いたしますので、しばらく屋根のメンテナンスをしていないという方は、お気軽にご相談ください。

無料診断についてはこちらの「屋根外壁0円見積もり」をご覧ください。

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埼玉県の塗装工事、屋根工事のことなら、
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